ごあいさつ
はじめに

日本は四方を海に囲まれ、四季折々に醸し出される景観と町並みの美しさは誠にすばらしいものです。それは、古くより地域に住む人々の英知によって、長い時間をかけて築き上げられきた我が国固有の財産です。ところが、その快適で素晴らしい生活環境や町並みも、高度成長期には利便性を優先する余り、生活の充実に必ずしも結びつかず、かえって価値の否定に終わることも少なくありませんでした。

 

景観法の公布

その打開策として、2004年6月に「景観法」が公布され、従来の保全中心ではなく、良好な景観を積極的に創り出し、観光振興や交流人口の拡大、地域の活性化、快適な町並み、自然と人の共生を掲げ、新たな取り組みがなされるようになりました。美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境、そして個性的で活力ある地域社会をめざして、国民生活の向上と経済の健全な発展のため、国・地方公共団体・事業者・住民の連携と協力が必要不可欠となっています。

 

かんたん法枠工法の開発

わが社をはじめとする共同研究グループは、景観法に基づく良好な環境の形成に役立つよう『かんたん法枠工法』を開発しました。『枠が消える緑の魔術師』と題し、その成果を発表する機会を得ました事は、わがグループにとりましてなによりの喜びです。

関係各界ならびに各位の格段のご指導とご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


かんたん法枠研究会 会長 かんたん法枠研究会 会長 金岩幸男

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